一体感を掲げる広島佐々岡真司監督がキャンプでは一転、厳しさを求める。春季キャンプへ向けたスタッフ会議を行い、選手の割り振りや練習方針を固めた。

捕手は異例の5人体制を敷き、キャンプ2日目には若手投手にフリー打撃登板を宣告。10、11日には紅白戦を予定している。今春は1、2軍のキャンプ地が離れているため入れ替えの頻度は低くなるが、一次キャンプでのメンバー絞り込みを示唆した。「競争の中で生き残りをかけてもらいたい。(みんなが)沖縄へ行けるか分からない」。マイペース調整を許可された長野、菊池涼が2次キャンプから合流予定で、捕手ながら打力が高く評価される磯村も2次キャンプからの合流の可能性が高い。

指揮官は「今のメンバーから実戦に入った中でどんどん減っていくだろう。どんどんアピールして欲しい」と期待する。激しい競争意識がぶつかりあってこそ、指揮官が求める一体感は強固になる。

<1軍キャンプ>

◆投手 九里、矢崎、大瀬良、岡田、森下、野村、薮田、床田、ケムナ、一岡、塹江、菊池保、K・ジョンソン、高橋樹、山口、アドゥワ、D・ジョンソン、中村恭、遠藤、スコット、フランスア

◆捕手 村奨、会沢、石原慶、坂倉、石原貴

◆内野手 曽根、上本、田中広、安部、堂林、三好、小園、西川、メヒア

◆外野手 鈴木誠、ピレラ、野間、宇草、正随、高橋大、松山

<2軍キャンプ>

◆投手 今村、中崎、中田、高橋昂、藤井皓、島内、鈴木寛、戸田、田中法、玉村、中村祐、平岡、モンティージャ、畝、藤井黎、佐々木、メナ

◆捕手、白浜、磯村、持丸

◆内野手 小窪、菊池涼、林、桑原、韮沢、中神、羽月

◆外野手 長野、大盛、永井、木下