日本ハム吉田輝星投手が、指揮官に直球を褒められた。国頭でブルペン入り。視察に訪れた栗山監督の前で今キャンプ最多の71球を投げた。

「直球の球威はキャンプインより良くなっている」と納得。投球練習後に会話を交わした同監督からも「直球はいい」と声をかけられた。今季初実戦で先発予定の15日紅白戦(国頭)に向け「直球が進化しているので、そこをしっかりアピールしたい」と話した。

手応え十分の直球を生み出しているのは、なじんできた新投球フォームが土台にある。この日は、10球目を投げた辺りで、右足のブルペン用スパイクのひもがちぎれた。プロ入り後初めての経験も「(フォームが)低くしっかり入り込めているということなので、いいこと」と解釈。ホームベース方向への体重移動ができているからこそ、右足首から右足甲の内側でマウンドを削る動作になり、ひもをほつれさせた。その後も動じることなくカットボールなども交えながら熱投。自信を持って、今季初マウンドへ向かう。