阪神島本浩也投手がブルペンで捕手を座らせて30球を投げた。昨年10月に左肘を手術。16日には立ち投げで30球投げており、この日は初の本格投球となった。

「立ち投げしてみて、かなり良かったので」と好感触もあり段階を踏んだ。本来の8割程度の状態まできているという。「感覚を確かめながら。全力では投げていないです。力をそこまで入れなくても球がいっていて、コントロールも良かった」。慎重に調整を進めるが、回復具合に手応えをつかんでいる。

10年育成ドラフト2位で入団し、今年で10年目。昨季は自己最多の63試合に登板し、防御率1・67と大きく飛躍した。平田勝男2軍監督(60)は「去年、活躍した自信がボールに出ている。まだ6、7割じゃない? ボールのキレとか感じるよ。(力が)みなぎってるよ」と今季の活躍に太鼓判を押した。