JR東日本東北(仙台市)は5-0で東日本国際大(南東北)に快勝した。正式入社前の大卒ルーキー4人がフル出場。坪倉斗真捕手(22=佛教大)が4投手による5安打完封リレーを演出。2番・冨田日南登二塁手(22=八戸学院大)、3番・若林蒼太左翼手(22=東農大)、5番・寺沢圭祐一塁手(22=専大)も要所で活躍し、レギュラー定着をアピールした。

坪倉のリードで社会人3年目の先発・加藤弦(24)が6回を4安打無失点。7回からは大卒ルーキー坂田大樹(22=国際武道大)、岩佐政也(24=仙台大)、山田周平(23=敬愛大)が1回ずつを投げ、無安打で逃げ切った。

打っては寺沢が2安打1得点。4回裏1死一、三塁。ディレード・スチールで2点目のホームも突いた。5回には冨田と若林の2者連続二塁打などで2点を追加。2月下旬からの練習試合を7勝4敗とした。積極的に新人起用の西村亮監督(55)は「(レギュラーは)まだ固定していない。全員に期待している。経験を増やしてほしい」とチーム内競争で日本選手権対象のJABA日立市長杯(4月17日~)に向けて調整を重ねる。【佐々木雄高】