開幕が待ち遠しプロ野球ファンへ、伝説の試合を届ける。文化放送は、4月21、22日の2日間、新型コロナウイルスの影響で延期となっているプロ野球公式戦の開幕を待ちこがれるプロ野球ファンに向けて、過去の「文化放送ライオンズナイター」実況の中から、記憶に残る伝説の試合を、当時の放送内容のまま伝える。

1982年(昭57)4月にスタートし39年目に突入した「文化放送ライオンズナイター」は、14年ぶりに西武復帰を果たした松坂大輔投手(39)が活躍した伝説のピッチングを振り返る2試合を放送する。

◆21日に放送するのは、99年4月7日の日本ハム-西武。高卒ルーキー松坂の衝撃デビュー戦だ。この日、松坂は6回までノーヒットピッチング。8回2失点の好投でプロ初勝利を飾った。初回、当時日本ハムの片岡篤史選手から空振り三振を奪ったシーンはまさに伝説のシーン。解説は西本聖氏(日刊スポーツ評論家)、広瀬哲朗氏、実況:斉藤一美アナウンサーで感動の試合がよみがえる。

◆22日の放送は、99年5月16日の西武-オリックス。松坂はこの日、史上初の5年連続パ・リーグの首位打者に輝いたイチローと初対戦。多くのファンが徹夜で球場前に並び、約5万人が西武ドームに詰めかけた注目の試合で、松坂はイチローから3連続三振、8回まで13奪三振の快投を見せた。「自信が確信に変わった」。あの言葉もイチローとの初対戦の試合後に飛び出した。解説は松原誠氏、実況:鈴木光裕アナウンサーでお届けする

両日とも、通常の「文化放送ライオンズナイター」の時間帯をフルに使って約3時間放送。ヒーローインタビューを含め、当時の中継をほぼ完全再現する。同局で過去の試合を完全な形で再現するのは初めてのこと。