ソフトバンク内川聖一内野手(37)が1日、ペイペイドームでの自主練習後にオンラインで取材対応。野球少年や球児たちにエールを送った。

選手は自主練習ではできるメニューも限られ、それ以外の時間は自宅待機を余儀なくされている。精神的にストレスがたまっても仕方がない状況だが、3人の子どもを持つ内川は「子どもたちは『なんで外に出てはいけないか』という理由もわかりづらいと思うし、ストレスがたまりやすいと思う」と気遣った。

思うように活動できない野球少年たちにも思いをはせている。先日は子どもたちからの質問を受け付け、自身のSNSでライブ配信も実施した。「ぼくらが子どもの頃に憧れていたプロ野球選手の姿と、今のぼくの姿が一致するかはわかりませんが、実際に選手の姿を見て感動したり、興奮したというのが子ども心にあった。野球をしている姿を見せられない分、SNSを通して見てもらって、子どもたちに前を向いてもらったら」という思いを込めたという。

全国高校総体(インターハイ)の中止が決まるなど、新型コロナウイルス感染拡大で中学や高校の部活動にも影響が出ている。「いろんな大会が中止になったというニュースを見て、ぼくらよりも限られた期間でやっている子たちの気持ちを考えるときついと思う。でもやってきたことはマイナスになるわけじゃない。人生の中でいつかプラスに変えられるようにやってほしい」と熱い言葉で励ました。【山本大地】