愛する故郷のために-。巨人田口麗斗投手が広島県の医療関係者向けにサージカルマスク1万枚を寄付したことが3日、球団から発表された。広島市出身の左腕は真剣な面持ちで思いを口にした。「新型コロナウイルスの感染が広がる中、最前線で命をかけて闘ってくださっている皆さまの力になりたい」。マスクは広島県を通じ、同県内の感染症指定医療機関、帰国者・接触者外来設置医療機関等42施設に配布される予定だ。

広島新庄高からプロ入り後、初めて今年1月に単身広島市内で自主トレを行った。その際、同地で第1子となる男の子が誕生。自身は子どもの頃長期入院を経験したこともあり、親子そろってお世話になった広島の医療関係者への感謝は尽きない。「病院の方々には大変お世話になり、何か恩返ししたいと思っていました」と方法を探っていた。

東京都に本拠地を置く球団としてこれまで、原監督、阿部2軍監督、菅野、坂本、丸、岩隈が都に計6000万円を寄付。まだまだ入手困難なマスクを地元に届けるという形で続いた田口は「苦しい状況が続きますが、大切な命を守るため、みんなで力を合わせて乗り越えましょう」と呼びかけた。【久永壮真】