お母さん、ありがとう! 5月10日の「母の日」に、阪神青柳晃洋投手(26)が母への感謝を明かした。

母利香さん(55)は女手一つで2人の子どもを育て、進路に迷う青柳の背中を押してくれた。母への思いとともに、18年シーズン後に結婚した夫人への感謝の気持ちも。コロナ禍が明けてプロ野球が開幕したらマウンドで奮闘し、支えてくれる家族に恩返しを届ける。

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「ありがとう」を伝えたい。まずは、母利香さんへ。「働いてる母親のイメージが一番強いですね」。利香さんはヤクルトレディとして働き、女手一つで2人の子どもを育て上げた。進路に迷う息子の背中を押したのも利香さん。プロを目指すか、社会人野球に進むか…。悩む青柳に「挑戦できるんだったらした方がいい」と助言してくれた。「そういう面では尊敬もしますし、いつも感謝してます」。普段から連絡を取り合うほど仲のいい母へ、感謝は尽きない。

「ありがとう」は18年シーズン後に結婚した夫人にも。食事面はもちろん、メンタル面での支えも大きい。「1人でいたくない時に一緒にいてくれるんで、ありがたかったと思います」。試合に勝っても負けても、家に帰れば明るく接してくれる。1人暮らしの時にはなかった心の支えに、感謝は尽きない。

大学時代の母の日には利香さんにカーネーションを贈り、プロ入り後もプレゼントを渡してきた。結婚後は夫人の母にもプレゼントを贈る。「実家に帰った時に、もう何十年あるのかなというぐらいドライヤー使ってたんで。ちょっといいものを、毎日使えるものをあげます」。今年、利香さんへのプレゼントはドライヤーを選び、夫人の母には髪用のストレートアイロンを贈ることに決めた。プレゼントはいらないと言った夫人には、ケーキを買いに行く。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でいまだプロ野球は開幕せず、今年は母の日に試合ができなかった。「母の日だけじゃなく、僕は全試合勝ちたいと思ってるんで。でも(来年の)母の日は、ホーム開催であれ、どこで開催であれ、母親を呼んであげたいなっていうのはありますね」。登板試合に家族を招待したい。勝利で恩返しできれば最高だ。その日を信じて、今は自主練習で黙々と汗を流す。【磯綾乃】