ソフトバンク川瀬晃内野手(22)が12日、福岡・筑後のファーム施設での自主練習後にオンライン取材にこたえた。

川瀬の弟は大分商野球部でプレー。エース兼主将を務める堅斗投手(3年)だ。今春はセンバツ出場を決めていたが、新型コロナウイルスの影響で大会中止となっていた。

球児の無念を兄として身近に感じていた川瀬は「甲子園に出られないと決まったときにすぐに連絡しました。本人もものすごくショックを受けていた。でも『キャプテンなので、おまえがショックを受けていたらみんなが引きずる。先頭に立って切り替えて、チームを引っ張って』と伝えました」と当時、弟にかけた言葉を明かした。

まだ開幕日の決まらないプロ野球同様に、高校野球の大会開催も不透明な状況だ。「弟が最後の夏に投げる姿を見たい」と、無事に開催できることを願っていた。