ソフトバンク加治屋「いつ開幕してもいいよう準備」

  • キャッチーボールを行う加治屋(球団提供)
  • ペイペイドームのスタンドを走る加治屋(球団提供)
  • 明るい表情で自主練習を行う加治屋(球団提供)

ソフトバンク加治屋蓮投手(28)が12日、ペイペイドームでの自主練習後にオンラインに応じ、復活を懸ける今季への思いを語った。18年に球団最多タイの72試合に登板する活躍を見せたが、昨季は右肩不調などでリハビリ期間もあり、30試合で防御率6・00と苦戦。若手の台頭や故障していた実績組の復帰もあり、ブルペン争いが厳しいのは承知の上で「この期間でしっかりできることをやらないといけない立場。いつ開幕してもいいように準備しようと思っています」と殊勝な表情で意欲を示した。

今春もキャンプ中は右肩に不安があり別メニュー調整が続いた。3月下旬にシート打撃に登板。実戦を見据えているところで、新型コロナウイルスの影響でチームは活動休止となった。現在の自主練習では3勤1休の1クールに1度ブルペン投球をしており「開幕したときに1軍の舞台で投げられるように準備しています」と順調に回復している。

前日11日には、地元の宮崎・串間市にマスク8000枚を届けた。「18歳まで過ごした故郷で、まだ感染は広まっていませんが、手遅れになる前にと思って寄付させていただきました」。13年まで所属した古巣のJR九州には「JRは絶対に休めない会社。自分も何か役に立てないかと思いました」と消毒液180本を送った。

総額100万円をかけた寄付に、福島高までを過ごした串間市の島田俊光市長(73)や地元の友人、古巣の仲間から感謝の言葉が届いた。「自分もうれしい気持ちになったし、串間市のために野球でアピールできたらいいなと思いました。自分が活躍して、JR九州の人たちを元気づけられるように」。新たな発奮材料も胸に、かつての輝きを取り戻しにいく。【山本大地】