来る開幕日へ-。巨人の練習も強度が上がってきた。1軍メンバーが16日、東京ドームで練習。先発ローテ入りが濃厚な田口、戸郷、鍬原らが実戦を想定した練習で“登板”した。

主力の野手らが打席に立つ中で、現在の仕上がりを確認。左の一角として期待される田口は46球を投じ「ストレート中心で投げました。右打者のインコース、左打者のアウトコースにいいボールを投げることができました」と手応えを口にした。

鍬原も53球を投げ「変化球が良かったですね。シンカーも良かったし、杉内コーチから教えていただいたスライダーも手応えがありました」と好感触だった。一方で、高卒2年目の戸郷は「ストレートも変化球も微調整が必要ですね。もう少ししっかり投げないといけないですね」と50球の中に課題を発見した。

多くの時間をブルペンに割いてきた中で実戦形式の練習に入り、より“本番”モードへ突入した。長かった個人調整期間、練習の時間に出合った新たな発見、あるいは課題と向き合い、開幕へアジャストしていく。【栗田尚樹】