ソフトバンク石川、背水の陣白星は「オタクの勝利」

  • 日本ハム対ソフトバンク ソフトバンク先発の石川(撮影・黒川智章)
  • 日本ハム対ソフトバンク マウンド上で会話するソフトバンク石川と甲斐(右)(撮影・佐藤翔太)
  • 日本ハム対ソフトバンク 1回裏日本ハム2死一塁、中田は見逃し三振に終わる。投手はソフトバンク石川(撮影・佐藤翔太)
  • 日本ハム対ソフトバンク 試合終了後、ソフトバンク森から今季初勝利ウイニングボールを受け取る石川(右から4人目)(撮影・佐藤翔太)
  • 日本ハム対ソフトバンク 試合後、森からウイニングボールを笑顔で受け取る石川(撮影・黒川智章)

<日本ハム0-4ソフトバンク>◇1日◇札幌ドーム

ソフトバンク石川柊太投手(28)が18年9月20日の日本ハム戦以来、約2年ぶりの白星を挙げた。日本ハム戦で6回5安打無失点。毎回の10三振を奪う力投で、チームに5試合ぶりの勝利をもたらした。昨年は右肘痛などで2試合の登板に終わった右腕は、プロ初の開幕ローテーション入り。前回登板でKOされ、背水の陣で挑んだ一戦で結果を出した。先発に勝利がついたのはバンデンハークに次いで2人目。

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「オタクの勝利」だった。先発で2年ぶりに勝利した石川はアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の大ファンとしても知られる。外出自粛などでストレスがたまりそうだった期間も「時間の使い方に困ることはあまりないな、という感じですね」とひょうひょうと、ライブ映像の鑑賞やゲームなどでオタクライフを送ったという。ライブ活動の中止やファンと直接触れ合えない状況下で、積極的に配信などで活動するアイドルらにも心打たれ「何か動くことが大事。何かやってくれるという気持ちがうれしい」。自身も積極的にSNSを発信するなどファンの思いを意識した。

投手がオタクなら、連敗を止めた指揮官も野球オタクだ。工藤監督は普段から自軍選手のチェックや相手チーム分析に時間を割く。休養日だった29日はホテルの自室で約5時間、映像研究したという。この日の試合前にはコロナ禍での遠征について「普段からあまり出て行かないのでね。時間がしっかり取れて、考える余裕もある。ぼくにとっては良かったのかなと思います」とさらり。オタクに似ている? と聞かれ「まあ、オタクみたいなものですからね。野球の」とインドアぶりを明かした。コロナ禍の変則シーズンはオタクが強い? かもしれない。【山本大地】