中日大野雄大、菅野と超ハイレベルな攻防

  • 6回裏、坂本に先制の左越えソロ本塁打を浴び天を仰ぐ大野雄(撮影・滝沢徹郎)

<巨人5-0中日>◇3日◇東京ドーム

中日大野雄大投手が7回4安打2失点と好投。援護なく2敗目を喫したが、巨人菅野との緊迫した投手戦を展開した。

6回1死。坂本に痛恨の先制2号ソロを食らった瞬間、天を仰いだ。「我慢比べだったのですが…。仲間が点を取ってくれるまでは0点で粘りたかったです」と唇をかんだ。

3年ぶり3度目の開幕投手を務めたが、前回6月26日広島戦まで2試合10イニングで10失点。ガラリと復調し、昨季をほうふつさせる安定感を見せた。ストレートの最速は152キロを表示。4回1死から6連続奪三振。93年に郭源治が記録した球団記録の7者連続奪三振にもリーチをかけるほどの力強さも、援護を待ち切れなかった。

与田監督は「坂本の本塁打1点に抑え、2点目は失策だから。これまでの悪かったところをしっかり修正してくれた」とエースの力投を称賛した。しかし、打線はビシエドの二塁打1本で菅野に1安打完封負け。3連勝も止まり、借金生活に逆戻りした。指揮官は「(菅野は)素晴らしい投手。甘い球もあったが仕留められなかった。まずは明日」と出直しを強調した。【伊東大介】

◆ザ・大野雄 大野雄は、本格派左腕の本領を遺憾なく発揮した。基本、球種は3つ。カウント不問で高く速い球を投げ込み、変化球は真ん中から下に散らした。パーラ、ウィーラーにも高めの直球を軸に圧倒。今季ベストの投球だった。坂本の本塁打は、フルカウントから膝元に沈むスライダー。軌道はイメージ通りだったはずで、超ハイレベルの攻防にわずかに屈しただけだ。