阪神は守護神藤川が今季2度目のセーブ機失敗で、連勝は「4」でストップした。先発のエース西勇が7回途中無失点の力投。主砲ボーアの先制2ランでリードを保ち、終盤を迎えた。西勇から2番手岩崎、3番手スアレスが1点を失うも2-1で最終回。4番手には守護神藤川がマウンドに上がった。

しかし、DeNAの反撃にあった。1死から四球を出すと、桑原には中前打。打球を処理しようとした中堅植田がファンブルし、その間で一気に同点を許した。最少失点でしのぎたかったが、続く3番ソトに145キロ直球を捉えられ、決勝2ランを左中間席まで運ばれた。2試合目となった有観客試合のスタンドからは、ため息と悲鳴が漏れた。藤川はここで、無念の降板。登板5試合で早くも2敗が付いた。試合後には球団広報を通じ「西や、みんなが頑張ってゲームを作ってくれていたのに、こういう形になり本当に申し訳ないです」とコメントした。

藤川は今季ここまで2セーブを挙げ、日米通算250セーブまであと「5」に迫っていた。しかし、6月25日ヤクルト戦(神宮)のサヨナラ被弾に続く、2度目のセーブ失敗。借金は再び「5」となった。