阪神ドラフト1位の西純矢投手がプロ2度目の先発で5回2失点と粘りの投球をみせた。大阪ガスとのプロアマ交流戦(鳴尾浜)に登板。制球が定まらず5四球と荒れ気味だったが、プロ入り最長の5回を投げた。

前回登板の2日ウエスタン・リーグ広島戦(由宇)では5回に3四死球を許し、球数の関係で5回途中で降板。この日も5回2死から2者連続四球を出したが「前みたいに降りるわけにはいかないと思った。成長にならない」と奮起。予定の100球を超えていたが続投を志願して、後続を打ち取った。

最終的に110球を投げ「やっぱりスライダーとフォーク。もっと丁寧に投げないといけない」と、ウイニングショットの制球を課題に挙げた。次回は21日か22日のプロアマ交流戦に先発する予定。ドラ1右腕が、また1つ経験を積んだ。

阪神平田2軍監督(西純について)「フォアボールは全然いいし、しっかり腕を振って何かをつかんでくれればいい。フォアボールを気にして小手先だけで投げるようなピッチャーにはなってほしくない」