巨人は14日、東京都稲城市に計画中の新しいファーム専用球場の開業を、予定していた23年3月から延期すると発表した。理由については「新型コロナウイルスの収束が見通せない中、選手が安全にプレーし、観客の皆様にも安心してご観戦を楽しんでいただくためには、球場の設計などを抜本的に見直す必要があると判断しました」とした。計画変更後の開業の目途は、24年3月以降となる。

新ファーム球場の建設予定地は、稲城市の南山東部土地区画整理事業の区域内にあり、敷地面積は4万2133・77m2。なお、新ファーム球場を巨人の若手選手育成の拠点とする方針に変更はなく「合わせて少年野球や女子野球などの場としても活用し、稲城市をはじめ多摩地区全体の地域振興に資する球場にしたいとの思いも変わりません」としている。