阪神終盤に守備のミス続出 9連戦初戦で重い1敗

  • 阪神対巨人 8回表巨人無死一、二塁、馬場は坂本の投ゴロを二塁へ悪送球する(撮影・加藤哉)

<阪神2-7巨人>◇4日◇甲子園

打てない、抑えられない、守れない。阪神が大事な首位巨人との初戦に“三重苦負け”で借金1の6差に突き放された。

甲子園登板試合で3得点が最多の苦手菅野相手に、この日も2点止まりで、先発試合は2勝13敗2分け。ガルシアも2被弾3失点で、甲子園先発試合は12戦0勝だ。8回は12球団最多の29失策を象徴する2つのミスからダメ押し点を献上…。これ以上離されるわけにはいかない。5日先発の藤浪よ、気迫の投球で巨人を止めてくれ!

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阪神が9連戦の初戦、しかも首位巨人との大事な試合で何とも重い1敗を喫した。一時はサンズの2ランで1点差に迫ったが、終盤に守備のミスが続出。巨人との差を詰めたい一戦だったが、終わってみれば5点差をつけられ、6ゲーム差に突き放された。矢野監督が8回の守備で、2つの適時失策がついた場面を振り返った。

矢野監督 (8回無死一、二塁から野選と悪送球した)馬場は(二塁に)いいボールを投げなあかんし。(その後の1死二、三塁ではじいた)聖也(木浪)は勝負せなしょうがないから。チャレンジして、あれでしかアウトにならない。勝負した結果なのでオレは仕方ない、と。馬場のところはどうしても状況判断、タイミングが合わなくて慌てて投げたのかな。

6回にサンズの2ランで1点差に迫り、逆転へ勝機を探りかけた矢先。昨年は12球団唯一3ケタの102失策に泣いたが、今季も両リーグ最多の29失策と痛い守備の乱れが続いている。

序盤から苦しい展開を強いられた。先発ガルシアが序盤、坂本と北村にバックスクリーン弾を浴び、主導権を握られた。菅野との投げ合いで、5回3失点は重かった。ガルシア自身、中日時代の18年から甲子園で先発した試合はこれで12戦0勝4敗。なぜか聖地で勝てない「甲子園の怪」がこの日も左腕にのしかかった。チームも8月は3試合とも先発投手が1回に1発を浴び、先手を許している。

打線も菅野の浮いた変化球を捉えられない場面が目立つなど、得点はサンズの2ランにとどまった。

矢野監督 そんなに(菅野の)状態がいいというふうには見えなかったんでね。前半にもっと点を取れないのは大きいかな。もちろん、投手がゼロに抑えてくれるに越したたことはないけど、勝負にいく結果なので。打線の仕掛けがもっと早くっていう方が、俺の中ではあるかな。

菅野の甲子園先発ゲームは3得点が最多の苦手データ通り、通算17試合で2勝13敗2分けとなった。相手エースを崩せず、再び借金生活。5日も敗れれば、首位巨人とのゲーム差は7に開き、今季ワーストに並んでしまう。サンズに1発が出て4番大山、5番ボーアもマルチ安打を記録した。5日先発の藤浪を何としても打線が援護し、勝利を呼び込みたい。【松井周治】