ロッテは初回に4番安田の中前適時打で先制。2回にも藤岡、中村の適時打で3点を追加。ロッテは4回に福田秀の移籍後初アーチで1点追加。オリックスは7回に代打伏見の2点適時打などで3点を返した。9回にも吉田正の同点適時打が飛び出し、試合は延長戦へ。 ロッテは10回に2死二、三塁と勝ち越しの好機をつくるも無得点。その裏、オリックスも得点できず、試合は引き分けに終わった。

   ◇   ◇   ◇

オリックスの西村徳文監督は4点差を追いついて4度目の引き分けに持ち込んだが、渋い表情だった。「(終盤)追いついたけど、チームとして勝たないといけない」。7回は思い切った代打攻勢で、ベンチ入り捕手3人を使い切った。9回には吉田正の適時二塁打で追いつき、代走太田を送ったが、ジョーンズの右前打で本塁を狙って憤死。前回同一カード6連敗を喫した相手だけに、勝ちきれないもどかしさが残った。