阪神中谷将大外野手がプロ10年目で初の満塁本塁打を決めた。7点リードで迎えた8回1死満塁で代打登場。

1ボールから右腕堀岡の甘く入った144キロ直球を完璧にとらえ、今季1号を左翼席に運んだ。「チャンスの場面だったので、ランナーをかえすことだけを考えていました。(満塁弾は)初めてだったので素直にうれしいです」。豪快な1発で大勝に花を添えた。

17年に20本塁打を放ち、待望の「右の大砲」として毎年期待をかけられ続けている。18年は5本塁打、19年は6本塁打。今季も開幕2軍スタートで7月17日にようやく1軍昇格し、代打出場がメインとなっている。激しい外野レギュラー争いの中でなんとか食らいつき、満塁弾で一気に存在感を示した。