ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が、球界屈指の快足ランナーを破った。

24日、楽天戦(楽天生命パーク)の試合前練習で、約20メートルのダッシュが行われた。佐々木朗が立ったのは、50メートル走5秒8の俊足を誇り今季18盗塁をマークする和田康士朗外野手(21)の隣。素晴らしいスタートダッシュを見せると、そのままリードし、ゴール直前には和田の方を見ながらの“確信スマイル”で勝利を喜んだ。

最速163キロ右腕は、直球だけでなく足も速い。高校時代の本人談では、50メートル走は5秒9。特に三塁打を狙い、大きなストライドで一塁を回っていく迫力は、見ごたえ十分だった。

開幕から1軍に帯同し、ノースローの時期も続いたが、最近はキャッチボールの頻度が増え、強度も明らかに上がった。プロ野球選手としての基盤を着々と築いている。【金子真仁】