阪神藤浪晋太郎投手はプロ8年目で公式戦初の連投に臨み、1回無失点でつないだ。6点リードの8回裏、直球で打者3人を詰まらせた。

「秋山さんが作ってくれたいい流れ、いい空気の中でマウンドに上がれた。途中から行く不慣れさはありましたが、精いっぱい投げられました」。代打宮本は153キロで遊直。1番浜田には151キロを中前に落とされたが、2番青木は150キロで遊ゴロ併殺に仕留めた。

チームの新型コロナウイルス集団感染を受け、25日に急きょ1軍再昇格。前日26日ヤクルト戦ではプロ1年目の13年4月以来、7年ぶりの救援登板を経験した。前夜は4番村上に特大の決勝弾を献上して2回1失点。一夜明け、力強い投球で悔しさを晴らした。

当初は10月1日中日戦の先発有力候補だったが、コロナショックでプランは白紙に。矢野監督は「中で使おうかなと思っています。いろいろ台所事情が大変なので」と明言。当面は中継ぎでフル稼働する。