阪神高橋遥人投手(24)が、緊急事態のチームを好投で救う。29日中日戦(甲子園)に先発予定。前日28日は甲子園での投手練習に参加した。

中日とは今季1度、8月25日に甲子園で対戦し、8回6安打1失点で2勝目。しかし、それ以来5戦で勝ち星が遠ざかる。「9月に入って1度も勝ててないですが、4試合投げて(チームが)2勝2敗なので、勝ち星がつけばうれしいですが、まずは13連戦の頭をしっかりチームが勝てるように粘りの投球をしたいと思います」。13連戦の先陣を切る意気込みを示した。

チームは25日に5選手の新型コロナウイルス感染が発覚。濃厚接触者や、球団が指定した濃厚接触者と同様に扱う選手もおり、計10人が一気に抹消された。前カードのヤクルト戦(神宮)では藤浪が中継ぎ登板するなど、ブルペンの顔ぶれはいつもと異なる状況が続く。「いつもできるだけ長いイニングを投げることを意識していますが、13連戦の初戦なのでいつもより特に強い意識を持って投げたいです」とより力を込めた。