今季初めて「3番」で先発した広島鈴木誠也外野手(26)が、決勝犠飛を放った。

初回、先頭大盛が内野安打で出塁し、すかさず二盗に成功。田中広の一塁ゴロで三塁まで進み、1死三塁で迎えた打席。追い込まれながら、DeNA京山の外角147キロ直球を捉えた。右翼席フェンス際まで運び、三塁走者をホームに迎え入れた。「大盛と広輔さんがいい形でチャンスを作ってくれたので、かえすことができてよかったです」と振り返った。

ここまで82試合で「4番」に座っていたが、この日は昨年9月27日中日戦以来1年ぶりの「3番」でのスタメンだった。佐々岡監督は「いろいろと考えてね。初回に3人目で必ず回ってくる。1番良いバッターの打席数が増える。本来なら3番を固定できたらいいんだけど、そこができていない分ね。(今後も3番は)あると思う」と説明した。