ロッテのチェン・ウェイン投手(35)が4日、入団会見を行った。新型コロナウイルス感染防止での来日後2週間の隔離期間は、3日に終了していた。

9年ぶりの日本球界復帰となるチェンは「ロッテに入団できることができて、本当にうれしく思います。また日本のプロ野球でプレーする機会をいただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と喜んだ。日本語もブランクはなく、好きな日本語を問われると「一生懸命、ですかね」と通訳を介さずに答えた。

メジャー通算59勝の左腕は、今季はマリナーズとマイナー契約を結んだが、6月に自由契約になっていた。台湾に帰国後、アマチュアの試合で中5日で6~7イニングを投げながら調整してきたという。最後の登板は9月中旬。「先発調整に関しては問題ありません」と自信を持つ。

4日からチームに合流。2軍での実戦登板を経て、1軍に合流する見込み。松本球団本部長も「残り29試合の中で、チェン投手には先発投手として非常に期待しています。優勝争いのタイミングで来ていただいたことは本人も分かってくれています」と大きな期待を寄せていた。