中日は5日、元監督高木守道氏の追悼試合(10日、巨人戦=ナゴヤドーム)のセレモニー詳細を発表した。試合中には、センターの106ビジョンで1994年(平6)10月8日のスコアボード再現する。高木氏が第1期監督時代の94年、優勝をかけた巨人との「10・8決戦」だ。

今年1月に死去した高木氏の追悼試合は当初は3月に予定されていた。だが、新型コロナウイルス感染拡大により延期され、監督時代の高木氏の代名詞となる試合と日にちが近いことから選ばれた追悼試合ならではの演出だ。

また、7回裏攻撃前に流れる球団応援歌「燃えよドラゴンズ!」は、74年バーションに差し替えられる。高木氏と親交が深かったOB板東英二氏が歌う「1番高木が塁に出て」の歌詞も含まれる高木氏の現役時代のバージョンで球場を盛り上げる。

他にも試合前には黙とうがささげられ、同氏の現役、監督時代を振り返る特別映像も試合前、イニング間に放映。高木氏親族によるセレモニアルピッチなども予定されている。