中日大野雄大投手(32)が5年ぶり月間MVP受賞を8勝目の白星で祝った。初回1死満塁ピンチを背負うも西浦を見逃し三振、浜田は中飛に斬って得点を与えず。6回5安打0封でお役御免となり、1973年(昭48)渋谷幸春以来、球団47年ぶりの3試合連続完封はならなかったが、チームを2位阪神に1・5差まで接近させた。「落とせない試合。(カードの)頭を取って、大野だからと首脳陣も計算している。プレッシャーをかけて臨んだ」。
絶対エースへの道のりは平坦ではなかった。15年まで3年連続2ケタ連続勝利。だが16年から2年連続7勝止まりで、18年は0勝に終わった。「ボロボロだった選手を監督、コーチが励まし信頼して使ってくれた。1つでも勝って恩返ししたかった」。与田監督らの就任で一念発起。昨季は25試合9勝8敗、防御率2・58。ノーヒットノーランも達成し、初タイトルの最優秀防御率も獲得。今年も8勝5敗、8完投(4完封)の大車輪だ。
連続イニング無失点は「27」まで伸ばし、2冠も射程圏に捉えた。2年連続タイトルを狙う防御率は、1位の巨人菅野に0・18差の2・07。奪三振は6個プラスの121個でトップを走る。「残り先発なら5試合ぐらいある。何が起こるかわからない。最後まで諦めず頑張りたい」。2冠獲得で7年連続Bクラスからの脱出を導く。【伊東大介】
◆連続イニング無失点記録 セ・リーグでは58年金田(国鉄)の64回1/3が最長で、これはプロ野球記録にもなっている。中日では56年大矢根の40回1/3が最長記録。
▽中日与田監督(大野雄について)「まさしくエース。雄大にしては調子が悪かったが6回無失点はさすが。価値あるピッチングだった」



