DeNA山崎康晃投手(28)が8日、再調整のため出場選手登録を抹消された。6年目で初めて不調による2軍降格となる。

巨人戦を前にオンライン取材に応じたラミレス監督は「ケガなどではなく、リフレッシュしてもらいというところ。彼もそういう気持ちで、今、2軍に行ってもらうのがいいのかなと。しっかりリフレッシュして1軍に帰ってきてもらい、いい形でシーズンを終わってもらえるようにと抹消した」と説明した。

山崎は入団1年目から不動の守護神を務め、18年、19年と2年連続セーブ王を獲得。昨冬の契約更改時には、将来的なメジャー挑戦を球団に直訴していた。侍ジャパンの守護神候補としての期待も高く、強い意気込みで臨んだ今シーズンだったが、開幕時から不調に苦しんだ。

7月29日巨人戦(東京ドーム)で3年ぶりに中継ぎとして登板。守護神の座を三嶋に譲っていた。その後も調子が上がらず、ここまで39試合に登板して防御率5・84。0勝3敗6セーブ、8ホールドの成績だった。

指揮官は「言うまでもなく彼はベストのクローザーだった。しっかり状態を上げて帰ってきて、クローザーの座をつかみ返してほしい」と期待を込めた。山崎本人としっかり話し合って出した結論だという。「しっかりコミュニケーションをとって、何がベストなのか、彼の将来も考えた上で、1回、2軍でリフレッシュということ。彼自身も納得した上でのことです」と説明した。