日本ハム吉田輝星投手(19)が、プロ最長の6回、最多の111球を投じ降板した。

1回、得点圏に走者を置きながらも無失点。

2回1死一、二塁から牧原に左翼線を破る適時二塁打を打たれ先制点を献上。1死二、三塁とピンチは続いたが、周東を左飛、中村晃を中飛に抑え、最少失点で切り抜けた。

3回は先頭の柳田、グラシアルをともに変化球で空振り三振。続く栗原を左飛に仕留め、この試合初めて3者凡退に抑えた。

4回は松田宣から147キロ速球で空振り三振を奪うなど3者凡退。リズムをつかんだようにも見えたが、5回に乱れた。

味方のエラーも絡み1死満塁のピンチを招くと、グラシアルに中前適時打を浴び失点。続く栗原の二ゴロの間に1点、さらに長谷川の打席で捕手清水の捕逸で1点を失い、この回3点を失った。

6回6安打4失点(自責2)の4奪三振、最速は150キロ。「全体的に真っすぐはよかったと思います。2回の1点は、自分で防ぐことができたと思うので、次回に向けて反省していきたいです。5回、グラシアルに打たれた1球は、自分で首を振って真っすぐを投げたので、もっと厳しくいかないといけませんでした」とコメントした。

▼日本ハム木田投手コーチ (吉田輝は)今日はストレートがある程度、投げられたから6回まで投げられた。不運なところはあったけれども、ああいうピッチングをしてくれればチームが勝つチャンスをつくれるんじゃないかなと思う。そういった意味では、今シーズン中に残り少ないけれども、投げる機会というのはあるんじゃないかなと思う。