高卒2年目のロッテ古谷拓郎投手(20)は、苦い先発デビューとなった。チームは完封負けを喫し、2年ぶりの6連敗となった。

先発予定が3度、雨天で延期になってのマウンド。初回、1番佐野は三邪飛に打ち取ったが、2番T-岡田に143キロ直球を右翼5階席まで豪快に運ばれた。

2、3回は無失点で切り抜けたが、4回は3連続四球に2暴投が重なった。4回途中2失点で降板。直球は最速149キロをマークしたが、投じた58球のうち24球がボール判定。「四死球でピンチを広げて失点してしまうという、前回登板と同じミスをしてしまったのは良くなかったですし、修正できなかったところも反省点です」と悔しさに肩を落とした。

井口監督は「ゲームはある程度作ってくれたと思いますけれど、自滅していった部分もあるので。まだまだ課題はいっぱいある投手」と、今後への糧にすることを願っていた。