日本ハム有原航平投手(28)が、夢の実現へ大きな1歩を踏み出した。日本ハムは26日、有原のポスティングシステムを利用したメジャー移籍を承認、申請手続きを終えたことを発表した。契約交渉期間は26日午後10時(米東部時間午前8時)から12月27日午前7時(同26日午後5時)まで。代理人としてカブス・ダルビッシュらも担当するジョエル・ウルフ氏と契約したことも判明。複数球団による争奪戦となりそうだ。

◆移籍先候補の投手事情 パドレスとレンジャーズはともに先発投手の補強を目指しており、有原の獲得に乗り出す可能性がある。パドレスは、今季途中にインディアンスから獲得した右腕クレビンジャーがトミー・ジョン手術を受け来季絶望となった。上位ローテのラメット、デービーズ、パダックの3右腕はいずれも20代と若く、ラメットは故障明け、パダックは今年8月以降に低迷するなど不安が残る。

レンジャーズは通算104勝のエース右腕リンを擁しているが、契約最終年のためトレードで放出する可能性が浮上している。さらにベテランのギブソンとライルズの両右腕は今季苦戦し、4番手以降も若手の台頭に頼らざるを得ない状況だ。

他にはローテ投手3人がFAで抜けたジャイアンツやレイズが移籍先候補に挙がる。レイズは右腕モートンがFAとなり、エース左腕スネルは高額年俸のためトレードで放出される可能性があると報じられた。