オリックス吉田正尚外野手(27)が、来季の選手会長に就任することが11月30日、分かった。若月が2年間、務めていたが、今季で任期満了。吉田正に白羽の矢が立った。

吉田正はプロ5年目の今季、打率3割5分、14本塁打、64打点の好成績を残し、自身初の打撃タイトルとなる首位打者を獲得。チームの首位打者は14年の糸井嘉男(現阪神)以来で、球団生え抜きでは00年のイチロー以来、20年ぶりの快挙となった。また、3年連続で全試合出場も果たし「チームの顔」として申し分のない成績を残した。

チームは2年連続の最下位に沈み、低迷を打開するためには、グラウンド内外で強いリーダーシップを発揮できる存在が必要不可欠だ。吉田正は来季が28歳のシーズン。今年7月7日には第1子となる娘も誕生し、来季にかける思いは強い。普段は冷静な主砲が、比較的若手が多いチームのまとめ役になることを決意した。

また、副選手会長には来季33歳を迎える安達が就任する見込み。中堅勢が若手の手本となり、チーム活性化の役割を果たす。若手、中堅、ベテランが結束力を固め、捲土(けんど)重来を期す。