楽天酒居知史投手(27)が2日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、400万円増の4000万円で更改した。(金額は推定)

FA移籍した美馬の人的補償でロッテから加入。移籍1年目の今季は開幕からブルペンの軸としてフル回転。46試合に登板し3勝2敗12ホールド、防御率3・65。2年連続で40試合以上登板を果たした。

「今年1年いろんなところで投げてもらって、すごいチームに貢献してもらって、ありがたく思うと言われました。僕自身も(人的補償で)選んでいただいて、まずは信頼をしっかり得るという気持ちで2月に入りまして、その中でチームのみなさん優しい人ばっかりで、気さくにコミュニケーションをとっていただいて、みんなに受け入れられたかなと。少しですけど、チームに貢献できたかなと思います」と加入1年目を振り返った。

今オフ取り組みたい課題の1つにフォークの精度向上を挙げた。「今年は昨年に比べて三振数が少なくなっている。1つ言えばフォーク。フォークの悪い部分というのが分かりながら放っている自分がいて、その分思い切りの良さが欠けていることが1つ挙げられると思います。思いっきり投げられる勇気であったり、フォークを投げる時の技術面、確率アップ、そういったことにしっかり取り組んでいけたらなと思います」と話した。

来季の目標には50試合以上登板、防御率2点台を掲げた。「中継ぎ陣は僕から見て、たくさん実績のある人がいますので、その人たちを脅かすことをしないとこのチームも強くなっていかないと思う。その人たちを押しのけて、いいところで投げられるように、2月からしっかりとアピールしていきたいです」と勝利の方程式入りへ力を込めた。