中日の山井大介投手(42)は野球協約の減額制限(年俸1億円以下は25%)を超える40%ダウンの2790万円でサインした。交渉の席上、球団側に「もう少しドラゴンズに愛情のあるチーム作りをして欲しい」と申し入れたことを明かした。

球界最年長投手として臨んだ今季はリリーフ登板6試合で勝敗はなく、防御率9・00に終わった。「悔しいシーズンで終わってしまった。この成績で契約をしていただけることに感謝したい」としたが、チームのベテランとして、一体感のある球団運営を訴えた。

「ここ数年、限度額を超えたり、新人選手の減俸などが当たり前になったりしている。頑張った選手には上げて欲しい。優勝するには1軍と2軍もひとつにならないといけない」。現役続行の希望がかなった右腕は「最後になるかもしれない」と覚悟を持って20年目に挑む。(金額は推定)