ソフトバンクのドラフト1位、井上朋也内野手(17=花咲徳栄)が格の違いを見せた。タマスタ筑後で16日、新人合同自主トレで初めて野外フリー打撃が行われた。井上は28スイング中、“プロ初アーチ”を含む3発を左翼越えにかっ飛ばした。「ボールがいいんで飛んでいっただけです」。そう謙遜したが、育成を含めた新人の高校生野手5人中、スイングスピードは1人ズバ抜けていた。5人ともスイング数は同じだったが、もちろん3発は最多だ。

「初日のトレーニングで筋肉の張りはあったけど、今はない。徐々に慣れてきたし、もっと自分のスイングができるようになると思います」と笑みを浮かべた。17日はオフとなるが「ゆっくり休んで、また自分をもっとアピールしていきたい」と、ドラフト1位のスゴみを見せつけていく。