楽天は18日、2021年スローガンが「一魂(いっこん)日本一の東北へ」に決定したと発表した。

石井GM兼監督は「1番は東日本大震災から10年目という節目もあった。僕たち楽天イーグルスは野球しかできない、野球で何か気持ちを1つにというものを共有できるというかそういうものがあったので、何個かある中からこれが一番力強い言葉かなと思いました」と説明。シンプルな言葉選びを意識したとし「チーム一丸となって、東北も1つになって、とにかく魂を1つに込めてみんなで向かっていく方向をしっかりと見て前進していきたいなと思った。今どきのスローガンというのは今年あんまり使いたくないなと。もう少しシンプルに選手も分かりやすいものを使っていきたいなと思っていました」と思いを込めた。

19年から3年続けて「日本一の東北へ」との言葉を入れた。「この言葉は絶対に外したくない。日本一になるまでいつまで待たせるんだ、と言われるかもしれないですけど、東北で日本一を実現したいと思って仕事をしている。常にそこは意識して戦っていきたいなと思っています。言葉はうわべの言葉でしかない。何を言ってもきれいごとになる。選手、球団が行動で示すことが1番のメッセージだと思う。この職についたのも、13年の優勝というのが本当にチームだけじゃなくて東北一丸となって勝ち取って、その光景というか優勝した時の喜んだ姿というのをもう1度お見せしたい。1つの目標に向かって成し遂げた時を再現したいなと思います」と力を込めた。