阪神矢野監督が、超速実戦で16年ぶりのリーグ優勝を狙うチームを作る。今回の1軍キャンプは01年赤星、藤本ら以来20年ぶりに新人6人を抜てき。

矢野監督は「(若手は)1軍の方が刺激がある」と高卒2年目の西純、井上も選び、フレッシュな顔ぶれを並べた。 佐藤輝ら新人野手は4日の紅白戦初戦、新人投手は7日の2戦目でのデビューへ向け、調整するように伝えている。キャンプ2日目には早くもシート打撃、ケース打撃の実戦形式も開始する。超速実戦は若手選手が多い分、実戦で課題と力量をはかる狙いがある。キャンプ中の実戦はオープン戦、練習試合も含め、現時点で11試合を組んでいる。新外国人のロハス、アルカンタラらの来日、合流は未定だが、矢野監督は「全体的にレベルが上がってきている。キャンプでさらに競争が激しくなって、開幕がどんなスタメンかなと、楽しみにしている」と早くも手応えのキャンプインだ。

▼阪神の1軍キャンプに新人6人が参加するのは、01年以来20年ぶり。同年は投手の藤田太陽、伊達昌司、内野手では沖原佳典、藤本敦士、梶原康司、そして外野手の赤星憲広が選ばれた。この年、赤星は39盗塁でタイトルを獲得し、新人王も受賞。遊撃手として藤本が72試合、沖原が70試合に出場しレギュラーを争うなど、野手陣が結果を残した。

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