千葉県大学野球リーグの中央学院大が23日、我孫子市内のグラウンドで練習を再開した。

新型コロナウイルス感染拡大のため、立ち入りが制限されていたグラウンドが解禁となった。手洗いうがいや手指消毒、体調管理を徹底し、保護者の了承を得た上で部員は4グループに分かれての分散練習となった。降雨のため軽めの調整となったが、菅原悦郎監督は「去年の緊急事態宣言期間中の反省をふまえて、選手たちは各自でしっかり練習してきていたようだった。体は動いていた」と話した。

今年は、プロ注目の2枚看板、古田島成龍投手(3年=取手松陽)と山崎凪投手(3年=千葉英和)を擁し、リーグ連覇と日本一を目指すシーズンになる。練習前のミーティングでは、23年間、連続して行ってきた久米島キャンプの中止を選手たちへ伝えた。

寮を持たない中央学院大にとっては、共同生活を送りながら厳しい練習に取り組む貴重な機会だが、新型コロナウイルスの影響で断念した。「選手たちは残念がっていた。オープン戦、そして4月の開幕に合わせて、しっかり調整していきたい」と話した。