東京オリンピック(五輪)のエース候補が、本番会場デビューした。オリックスの開幕投手を務める山本由伸投手(22)が5日、オープン戦に初登板。DeNA戦で横浜スタジアムのマウンドに初めて上がり、2回に嶺井に中堅への3ランを浴びたが、5回3失点にまとめた。

◆侍ジャパンの先発構想 先発陣の手駒は豊富だ。変則トーナメントで最多8試合を戦う中で、先発は5枚の構想となりそう。田中将、菅野、千賀は力量、実績、国際経験ともに申し分なし。昨季沢村賞の大野雄も左腕の中では一格上だ。山本も匹敵する力を持つが、大会序盤は戦況の推移を見ながらブルペン待機する可能性もある。今永は左肘手術からの復調がカギ。則本昂、岸も招集経験があり、計算できる。昨季新人王の森下は未招集だが、質は高く、構想に食い込んできそうだ。