Tだ! ラオウだ! オリックスが9回に3点差をはね返し、劇的なサヨナラ勝ちで今季初の3連勝を飾った。3点を追う2死満塁でT-岡田が右翼フェンス直撃の適時三塁打を放ち、同点に追いついた。続くラオウこと杉本裕太郎外野手(30)がフルカウントからの7球目スライダーに食らいついた。三遊間を破る執念の一打。チーム今季初、自身にとってもプロ初のサヨナラ打で喜びを爆発させた。「打った瞬間、みんなが飛び出してきたので、うれしかった。3連勝できたので、いい試合を1試合でも続けられるようにしたい」と喜んだ。

劇的勝利も香水のせいだった。13日のソフトバンク戦から杉本はT-岡田が使うディオールの香水を拝借。そこから打撃好調。この日は続編があった。「僕の香水をTさんにかけたので、それが良かったのかも」とお立ち台で明かした。隣のT-岡田は「ラオウ、ありがとう!」と絶叫した。

5位に沈むチームに粘りが出てきた。6回に同点に追いついたが、8回に再び3点のリードを許した。それでも、あきらめずに執念の逆転勝ち。ラオウの殊勲打で、チームは勢いに乗った。

▽オリックス頓宮(6回に同点の3号ソロ)「なんとか塁に出ることだけ考えて打席に入っていた。最近、いい形で打てていなかった」

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