巨人の新外国人エリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)が、3試合連続の適時打を放った。「5番右翼」で先発出場。8回2死二塁、日本ハム田中のカーブを捉え、一塁線を破る適時二塁打とした。二塁上で両手をパンパンとたたき、喜びの感情をあらわにした。メジャー通算96発のパワーヒッターは「自分のスイングを心がけました。タイムリーになって良かったです」とコメントした。

好調が続いている。21日の西武戦は1号2ランを含む2安打3打点。22日の同戦でも1安打3打点の活躍で勝負強さを発揮していた。

同じく新外国人のジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)は「4番指名打者」で先発し、4打数無安打だった。18日の同楽天戦で左足甲の内側に死球を受けて2試合を欠場。復帰後は2試合で5打数無安打と安打は出ていないが、合計でメジャー通算292発のコンビが1軍に合流すれば好調の打線にさらに厚みを増すことは間違いない。1軍合流時期について、原辰徳監督(62)は22日の阪神戦後に「もう少し(時間が)必要でしょうね」と見解を示していた。

新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱していた丸、中島、若林、ウィーラーはこの日、3日ヤクルト戦以来の1軍合流となった。そこに2人の新助っ人が加わり、超強力打線を形成する日は、そう遠くはない。【小早川宗一郎】