新型コロナ禍に揺れた日本ハムが6日ぶりの試合で投打ががっちりかみ合い、快勝した。先制1号ソロ&「根性スクイズ」を決めた杉谷拳士内野手(30)が1日西武戦(札幌ドーム)に続いて2試合連続でお立ち台へ。東京・練馬区出身の後輩、万波中正外野手(21)とともに受けたヒーローインタビューは以下の通り。

 

-5月1日に続いて2試合連続のヒーロー、杉谷選手です

杉谷 ありがとうございまーす!

 

-前回は押し出し四球でヒーローインタビュー。今日は申し分ない活躍では?

杉谷 そうですね、今日はコンちゃん(近藤)に『バットを振っていいですよ』と言われたので、そういう思いで打席に立ちました。

 

-チームは活動停止もあった中で難しい試合だった。どんな思いで試合に臨んだか?

杉谷 みなさん大変な思いをしていましたし、チームもこういう状況ですけど、僕は本当、前のめりで戦うことしかできないので。明日も前のめりになって戦っていきたいなと思っています。

 

-開幕から負けていなかった楽天涌井から3回に今季初安打がソロ本塁打

杉谷 今年まだ開幕していなかったので、なんとか1本、まずは打ちたいなという思いで。そして、たまたまフェンスを越えてくれたので、ベースを回っている時は無我夢中で回っていました。

 

-ベースを回っている瞬間は、どんな感覚だった?

杉谷 そうですね~四文字熟語でいったら、無我夢中、でした。

 

-5回は地元の後輩、万波がつくったチャンスでスクイズを決めた

杉谷 地元の後輩。中学のシニアの後輩で。練馬区に怪物がいるという話をずっと聞いていまして。こうして同じ球団に入って何かの縁ですし。また、中正が打ったことで僕もなんとか返したいなという思いでスクイズの構えをしました。

 

-スクイズを決めたボールは簡単なボールではなかった

杉谷 ひしひしと1点を取れというのが、ベンチからもプレッシャーを感じていたので、なんとか…。中正が走ってきているのも見えていましたし、根性でバントしました。

 

-その根性がチームを救った。今後も試合は続いていく。力強い言葉を

杉谷 チームがこういう状況ですが、いつも温かい声援ありがとうございます。また“全員で”戦って、1つの勝利、1点を目指してがんばっていきます。みなさん、明日明後日も。北海道で試合があります。熱い声援、よろしくお願いします!