楽天松井裕樹投手(25)がプロ野球史上最年少で史上16人目の通算150セーブを達成した。

史上16人目の大台は25歳7カ月で達成。DeNA山崎の26歳9カ月を上回り、年少記録を更新した。

3点差の9回、満を持して登板。代打中田、代打大田、五十嵐を難なく3者凡退に抑え、節目を迎えた。ベンチへ戻ると勝利投手の早川からウイニングボールを受け取り、左ポケットへ。記念ボードを掲げ、敵味方問わずスタンドの観客から拍手が送られた。

ヒーローインタビューでマイクを持ち「前回(5日ソフトバンク戦)1点差の場面で失敗していたので、しっかり締めようと思って行きました。3点差でマウンドに上げてくれたチームメートに本当に感謝したいと思っています」と頭を下げた。この日は母の日。「ここまでけがなく野球ができているのは、丈夫に生んでくれた母のおかげだと思いますし、常日頃支えてくれる妻も母になったので、その意味ではこういう日に達成できたというのは非常に感慨深く思っています」と感謝の思いを示した。

プロ初セーブはこの日と同じく札幌ドームでの15年3月28日、日本ハム戦。2点差を守り、当時の大久保監督へ初勝利をプレゼントした。

▼通算150セーブ=松井(楽天) 9日の日本ハム9回戦(札幌ドーム)で今季9セーブ目を挙げて達成。プロ野球16人目。初セーブは15年3月28日の日本ハム2回戦(札幌ドーム)。25歳6カ月で達成は19年山崎(DeNA)の26歳9カ月を抜く最年少記録。

▽楽天石井GM兼監督(通算150セーブを達成した松井に)「楽天史上一番の抑え投手ということを自覚しながら、プライドを持ってこれからも9回のマウンドに上がってくれれば」

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