新型コロナウイルスの濃厚接触者と判定されて戦列を離れていた広島高橋昂也投手(22)が5日、高校時代からのライバルとの対決に向けて闘志を燃やした。6日楽天戦(マツダスタジアム)でルーキー早川と先発で投げ合う。左腕2人は同学年で、高橋昂は花咲徳栄(埼玉)、早川は木更津総合(千葉)のエースとして対戦歴があり、高校日本代表ではチームメートだった。

高橋昂は当時、西武今井、楽天藤平、ヤクルト寺島とともに「BIG4」と呼ばれた。しかし「向こう(早川)の方が全然自分より上だと思う。高校の時からレベルが違ってました。練習試合とか公式戦でも勝ったことがないので」と懐かしがる。高校2年の秋にセンバツ出場を懸けた関東大会の準決勝で対戦。互いに最後まで投げ切り、試合は2-1で早川の木更津総合に軍配が上がった。

早大を経た早川にプロの舞台でリベンジを果たす時が来た。高橋昂は「今度はプロの世界で勝てるように頑張りたいです」。相手はハーラートップタイの6勝と好調だが、5年目のプロの先輩として意地をみせる。【古財稜明】

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