楽天福井優也投手(33)が救援で今季初登板を果たし、2回を1安打無失点と好投した。

この日1軍初昇格し、4点を追う5回からマウンドへ。オリックス先頭宗に中前打を許すも、吉田正を左飛、杉本を空振り三振、この日2ランを放ったモヤを一ゴロに打ち取り、上位打線を抑えた。

6回も続投。先頭安達に四球も、T-岡田を二ゴロ、伏見を三ゴロ、紅林を捕邪飛。最速145キロの力のある直球とスライダー、フォークを駆使し、安定した投球でチームに流れを引き寄せようと奮起した。

今季初登板を終え「1人1人バッターを抑えるつもりで(マウンドに)上がりました。2イニングどちらも先頭を出してしまいましたが、その後はしっかりと投げられたかなと思います」と汗をぬぐった。

右腕が1軍合流した16日に「福井にとってもある意味ピンチはチャンス。チャンスはピンチ。与えられたチャンスをものにしてくれれば」と話していた石井GM兼監督は「球がばらついた中での四球ではなく、ある程度攻めた中での四球だったので、僕はいい意味で四球というところは捉えていましたけど。それ以外は強いボールを投げられていましたし、緩急、縦の変化もいい変化をしていた」と評価。今季でプロ11年目を迎える福井は「いただいたチャンスなのでこれをしっかりと生かせるように頑張ります」と見据えた。