中日又吉克樹投手(30)が3日、出場選手登録が7年に達し、国内フリーエージェント(FA権)の資格取得条件を満たした。

又吉はヤクルト戦の試合前に代表取材に応じ、「独立リーグ出身でFA権を取れたので、少しでも独立リーグに目が向けられたらうれしい。個人のFAというより独立リーグがあって今の自分がある。独立リーグからでもFAが取れることが伝われば、うれしい。目の前のことを丁寧にやり続けて、オフにどういう評価をもらえるかだけです」と話した。独立リーグ出身のプロ野球選手では、18年に取得したヤクルト三輪(現球団広報)、ロッテ角中に次いで3人目となる。

又吉は沖縄県出身で、西原、環太平洋大を経て四国IL・香川から13年ドラフト2位で中日に入団。リリーフを中心に活躍。今季は5月末から五輪予選出場で離脱したR・マルティネスに代わって守護神も務め、36試合、1敗8セーブ、15ホールド、防御率1・05の好成績を収める。通算成績は370試合登板、38勝25敗10セーブ、125ホールド、防御率2・95(成績はともに2日現在)。