中日、日本ハムで2204安打を放つなど活躍し、日本ハムでは監督を務めた大島康徳さんの訃報を受け、日本ハム田中賢介スペシャルアドバイザー(40)が球団を通じてコメントを発表した。

「大島監督の1年目が私の1年目で、ドラフトで自分のくじを引き当ててくれたのが監督として最初の仕事だったと思います。ファイターズに導いてくださった方で、同じ九州出身という縁もあってか早い段階から起用してくれましたし、それもあって長くプロの世界でプレーできたと感謝しています。入団から3年間お世話になり、打撃指導を受けても当時は仰ることがよく飲み込めなかったのですが、解説者としていらした時には、いつもケージの後ろからアドバイスをくださり、ベテランと言われる年齢になってからは指導されることが少なくなっていましたので、ひと言ひと言にありがたみを感じていました。東京ドームでの私の引退セレモニーにはサプライズで花束贈呈にいらしてくださり、体調が思わしくないとお聞きしていた中でしたので思わず涙がこぼれました。お会いするたびに冗談めかして『バカヤロウ』と愛のこもった言葉をかけていただいたこと、この先も忘れることはありません。どうか安らかにお休みください」