DeNAネフタリ・ソト内野手(32)が24日、世界的人気バトルロイヤルゲームでコロナ禍を乗り越えていると明かした。今季は単身で来日。中断期間中も日本に残り、練習している。「私生活ではフォートナイト(Fortnite)をして楽しんでいる。人生で初めてゲームをしたのがフォートナイト。結構はまってます」と笑顔を見せた。チームでは外食も禁止。シューティングゲームでストレスを解消している。

23日に開幕した東京五輪にも興味を持つ。「五輪は個人的に好きで、陸上のトラック競技がすごく好き。今は野球が復活して知人、友達が日本代表にも米国代表にもいる。そういう4年に1度の貴重な大会は楽しみしている」。チームメートの山崎康晃投手が日本代表、オースティン外野手が米国代表入り。開会式こそ見ていないが、本拠地横浜スタジアムで繰り広げられる熱戦を心待ちにした。

今季は入国が3月下旬にずれこみ、初出場が4月13日と遅くなった。ティー打撃でテニスボールやテニスラケットを使い、丸ではなく四角いバットを使うこともあった。「軽いボールを使うので、あまり疲れないようにする意味で、ああいう形の練習をしている」と明かした。キャンプを行っていない影響もあり、4月は打率1割8分4厘と苦しんだが、徐々に状態を上げてきた。5月は同2割8分、6月は2割9分5厘。疲労がたまってきた7月に2割5分6厘となったところで、五輪の中断期間を迎えた。「遅れて調整したが、しっかりできることはやった。後半戦へ向けて、自分だけでなくチームもより良くプレーできるように準備している」。疲労を取って、ゲームで気分転換しながら、8月14日の後半戦初戦に向けて練習を積んでいる。【斎藤直樹】