後半戦の先発ローテーションを狙う楽天石橋良太投手(30)が、今季1軍戦初登板初先発を5回79球、4安打2四死球1失点でまとめた。

力のある直球とシュートを軸に1、2回を3者凡退で立ち上がる。3回に先頭楠本に安打、大和に死球で無死一、二塁としたが、後続を断ち切った。

1点リードの5回は楠本、益子の安打で1死一、三塁とピンチを招き、桑原に同点打を許すも関根、佐野を打ち取り、同点でしのいだ。

今季初の1軍登板を終え「アピールしないといけない立場なので、結果として、やってきたことをそこそこ出せたかなと思います。何とか粘ることができました」と振り返った。武器のシュートボールには手応えをつかみ「ランナーを出してからの制球。ボール先行になるので、そこを今日ダメだったスライダーやカーブもボールが多かったので、そこをストライクゾーンに強く投げられれば変わってくると思います」と課題も得た。

石井GM兼監督は「先発としてはしっかりと仕事をしてくれたし、要所要所で良いボールもあった。課題も彼の中ではあったと思うので、コントロールも精度を上げていければ、後半先発ローテーションのところで競争できる可能性はあります」と評価。「チャンスがあれば投げさせたい」と残り8試合のエキシビションマッチでの登板も示唆した。