巨人の守護神チアゴ・ビエイラ投手(28)が球団史に名前を刻んだ。
同点の9回に登板。中日打線を3者凡退に封じ、30試合連続無失点の球団新記録を樹立した。「すごい記録に到達できて感慨深い。人間は誰でも人生において使命というものはあると思う。自分がグラウンドで少しでも何か前に向くようなエネルギーを与えるようになっているということは、本当にうれしい」とかみしめた。
サッカー王国のブラジル・サンパウロ出身の剛腕はNPB記録も樹立した。13日中日戦(東京ドーム)で166キロをマーク。日本ハム時代のエンゼルス大谷超えの日本球界最速をたたき出した。エネルギーの源はひたむきな努力にある。宮本投手チーフコーチは「世界一、練習する投手。普段の生活、会話、人間性からすべてにおいて素晴らしい野球人」と絶賛した。
初選出された球宴でも「毎日毎日が勝負」と、お祭りムード皆無だった。試合前の走り込みで他球団の選手を驚かせた。努力は裏切らない。4月末からの3試合で7失点し、5月頭には2軍降格も味わった。変化球の制球力を身につけ、再昇格後から無失点を続ける。鍛錬を惜しまない男の大記録はまだ続く。【小早川宗一郎】



