3位阪神が優勝争いの天王山を見据え、先発ローテを再編する。7勝1敗と好調なジョー・ガンケル投手(29)は、本来なら中6日で2日の中日戦(甲子園)だが、中8日で4日の巨人戦(甲子園)に向かうことが濃厚。頼れる助っ人を首位巨人との直接対決にぶつける。

五輪中断期間に一時帰国していた右腕は、後半戦の“ぶっつけ先発”となった26日のDeNA戦(京セラドーム大阪)で7回途中6安打2失点(自責1)と好投。矢野監督は「ローテーションが安定してくるのは、チームに安定感をもたらす。ちょっと安心できるような投球を見せてくれた」と強い信頼を口にしていた。ガンケルは今季巨人戦の登板はないが、防御率2・38の安定感は抜群。直接対決で勝ちたい思いを象徴する助っ人右腕の投入だ。

初戦を任される西勇はプロ通算100勝へ6度足踏みが続くが、巨人には今季も3勝1敗と相性がいい。第3戦は2年連続2桁勝利に王手の秋山。巨人戦登板を志願するなど気合十分で、右腕トリオで主導権を握りたい。

また、藤浪晋太郎投手(27)が再昇格する。矢野監督は藤浪について「もちろん、村上がああいう状態なので」と先発起用を示唆。2日の中日戦(甲子園)に先発する見込みとなった。28日の広島戦(マツダスタジアム)でドラフト5位村上頌樹投手(23)が、3回5失点のプロ初黒星で出場選手登録を抹消。一方の藤浪は、2軍再調整後の初登板となった26日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)で7回1失点、12奪三振の快投を見せた。負けられない甲子園6連戦で、再び白羽の矢が立った。

この日、甲子園での投手練習に参加した福原投手コーチは「2軍で良かったことをそのまま1軍の試合でも出せたらいいのかなと思います」と期待。今年の開幕投手も加わった新ローテで、首位返り咲きを狙う。【磯綾乃】